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ITエンジニアの キャリアパスには 6つの選択肢がある





前記事の「キャリアパス、キャリアアップキャリアデザイン……それぞれの意味、違いとは?」では、「ライフ・キャリア(Life Career)」と「ワーク・キャリア(Work Career)」のふたつの意味をもつ「キャリア」の言葉の解説と、「キャリア」の派生用語である「キャリアパス」「キャリアアップ」「キャリアデザイン」の意味や効果をご紹介しました。



本記事では、「キャリアパス」をテーマに、ITエンジニアの6つの選択肢をご紹介します。遠まわりすることなく最適な道筋を選択し、確実に前進するには、どのような「キャリアパス」のルート・道筋があるのかをしっかり理解し、どのルート・道筋が自分にとって最適かを見極めていくことが大切です。自分が思い描く未来像や、武器となる技術などをもとに、最適なキャリアプランを描いていきましょう!



そもそも「キャリアパス」とは?


前記事でも解説しましたが、「キャリア」の派生用語である「キャリアパス(Career path)」は、企業が示すキャリアアップへのルートのことで、職業上において期待される道筋や方向性を示します。



例えば、プログラマとしてキャリアをスタートした場合、5年後、10年後、20年後にどのような「キャリアパス」のルートがあるのかを知ることで、以下のようなメリットが得られます。



●高いモチベーションで仕事に取り組める
●目標を設定しやすくなる
●新たな資格・技術の習得に努めやすくなる
●短期の目標をクリアするごとに、自己成長ややりがいを実感できる
●キャリアアップする(成長し続ける)ことで、選択肢が広がる



「キャリアパス」を考えるうえで注意したい点は、「キャリアパス = 企業側が示すキャリアアップへのルート」を意味するため、自身が勤務する“企業内に限られた道筋”と勘違いしがちな点です。



例えば、プログラマとしてキャリアをスタートしたH氏が10年後に上流SEをめざすとしましょう。H氏にとっての「キャリアパス」は、自分が所属する企業で上流SEになるだけでなく、それまでに培ったスキルを活かして他企業などに「キャリアチェンジ(転職)」することも「キャリアパス」のひとつになります。あるいは、フリーランスのエンジニアとして独立することも、「キャリアパス」の選択肢のひとつです。



ただし、どのような「キャリアパス」を選択するにしても、職業能力(知識や技術)の向上など、自らの価値をアップさせるための不断の努力を欠かさなかった人が、思い描く理想の「キャリアパス」を成功させることは間違いないでしょう。



ITエンジニアのキャリアアップには、6つの選択肢がある


ITエンジニアとひとくちに言っても、その活躍フィールドはプログラマ、システムエンジニア、インフラ系、ネットワーク系、Web系と幅広い領域におよびますが、分野や領域を問わず下の図のように、ITエンジニアのキャリアアップには6つの選択肢があります。





プロジェクトマネージャなどのマネジメント職へのキャリアアップ


プロジェクトリーダー(PL)やプロジェクトマネージャ(PM)に代表されるマネジメント職は、多くの場合、それまでの実績や経験が買われて抜擢されますが、PLやPMが担う最大の責務(任務)は“プロジェクトを成功させること”にあります。



プロジェクトを成功させるためにPLやPMには、以下のような多様なスキルが求められます。
●そのプロジェクトに必須のITスキルに精通している
●経営的視点で的確に判断するビジネススキル
●プロジェクトの所有権(オーナーシップ)との折衝力
●プロジェクト全体を期日通りに進めるためのスケジュール管理スキル
●チームごとのタスクの進捗など、プロジェクトの細部や状況を把握するスキル
●プロジェクトを円滑に進めるための下準備や調整に関する管理スキル
●コスト・工数・要員などの差配(指図してとりさばくこと)管理スキル
●メンバーを取りまとめるリーダーシップ
●協力会社や外部スタッフと円滑なリレーション(関係)スキル
●トラブルなどに的確に対応する即時対応力
●プロジェクト内外のステークホルダー(利害関係者)とはコミュニケーション力



ITエンジニアからマネジメント職のキャリアアップは、実に多彩なスキルが求められることになるため、若いITエンジニアが「キャリアパス」を考えるとき、「自分にはマネジメント職は無理かも……」と尻込みする人もいます。



でも、もしあなたが次のようなことを日常的にしている人であれば、将来、マネジメント職に「キャリアパス」することも、決して非現実的なことではありません。次の項目にひとつでもあてはまる人は、PLやPMに向いた素養を備えているといえるでしょう。



●普段から、スマホや手帳を使ってスケジュール管理をしている
●友人や同僚から頼られて、頼み事や幹事を任されることが多い
●人と接するのが好き。友達がたくさんいる
●パソコンの表計算ソフトや文書作成ソフトを使いこなせる
●ゲームやDIYなどが好きで、どちらかというと手先が器用
●好きなことなら、集中力を途切れさせず何時間でも没頭できる





スキルを究めて、技術畑でスペシャリストとしてキャリアアップ


最近は、マネジメント職などの上位職を希望せず、技術探求にいそしむ40代〜60代のスペシャリスト指向のITエンジニアが、開発現場の第一線で活躍していて、その活躍フィールドは、ネットワーク系、Web系、インフラ系、セキュリティ系など多岐にわたります。



そんな高度なスキルと経験・実績を武器とするスペシャリスト指向のITエンジニアには、以下のような行動様式や素養が求められることになります。



●業界動向にアンテナを張り、技術動向を常に追跡している
●自発的、意欲的、積極的に自身の能力を開発する情熱がある
●ひとつのことを深く追究する好奇心や探究心がある
●専門分野や領域に関する細部への注意力に長けている
●課題に対する高い意識と、課題や問題を解決に導く粘り強さがある
●定期的な振り返りを行い、技術に関する不足部分や課題を言語化して補充している



もしあなたが、将来はスペシャリストにキャリアアップし、第一線で生涯として活躍したいと考えているのであれば、「誰にも負けないスキル」や「豊富な実績」はもちろん、日頃からアンテナを張ることで業界や技術動向に関する豊富な知識を養うよう努力しましょう。





ITエンジニアを卒業後、管理職へのキャリアアップ


マネジメント職であるプロジェクトリーダー(PL)やプロジェクトマネージャ(PM)と管理職は、一見すると似た仕事内容に感じますが、「キャリアパス」における管理職は、第一線で活躍するITエンジニアを卒業後、所属する企業の技術チームを管理する上位職種への昇進を示すことが一般的です。



ただし、PLやPMと管理職の違いが明確に定められていないため、企業によっては、課長がプロジェクトの技術リーダーを任されるケースや、部長が技術マネージャを任されるケースもあります。



いずれにしても、自らが開発現場の最前線に立つことは少なく、管理職として開発プロジェクトや業務全般の管理業務に従事することに変わりはありませんが、PL、PM、管理職が担う最大の責務は、自らが束ねるチームやプロジェクトを円滑に稼働させ、プロジェクトを成功に導くことで、企業の利益を向上させることにあります。



スキルや経験を武器に、フリーランスとして独立


所属する企業で培った様々な経験を活かして、他業種や他企業へキャリアチェンジ(転職)することも、ITエンジニアのキャリアアップのひとつです。



例えば、ゲーム系企業にプログラマとして入社してキャリアをスタートさせた場合、培ったプログラミングスキルや開発ノウハウは、多領域のIT職に通用するスキルになるため、ネットワーク、サーバ、セキュリティ、クラウド、データベース、Web、インフラなどの他分野にキャリアチェンジしやすくなります。



また、転職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するなど、ひと昔前までのキャリアチェンジはタイミングや運に左右されることも多かったのですが、かつてないほどの転職ブームが起きている昨今は、転職エージェントにエントリーすることで客観的な自分の市場価値を知ることができるため、スムーズに転職することが比較的容易になっています。



このことから、「転職エージェントを活用して自分の市場価値を知る」→「市場価値をより高めるスキルを習得する」→「そのスキルを志望する転職企業にアピールする」といったステップを踏みながらキャリアチェンジを成功させる人も増えています。





とはいえ、失敗を恐れるあまり行動を起こす決断ができないという人は、個条書きでよいので「現在の仕事に対する不満」と「将来自分はどうなりたいのか」を言葉にする作業に取りかかってみましょう。



簡単そうに見えて実は難しいこの作業で得られる効果は、頭のなかにかかっていた霧が晴れて、ぼんやりとながらも自分の未来像の輪郭が浮かびあがってくることにあります。そこから「ぼんやりとした未来像をもっと明確にしたい……」と思えるようになったら、次はその思いを現実のものにするため、具体的にどんなことをすればよいかを頭のなかで整理して、書き出していきましょう。



多くの場合、キャリアチェンジは中長期の戦い(取り組み)になりますので、恐る恐るでもいいのでまずは一歩足を前に踏み出してみることが大切です。悩みながらも何も行動に移さないまま時間が経てば、結果として後退していることになりかねませんので、ゆっくりとながらでも二歩、三歩、四歩と歩を進めることで、理想の未来像に向かう道筋がきっと見えてくるはずです。



ミドル・シニア層の長所を活かしたキャリアチェンジ


テクノロジーの進化の速さとトレンドの移り変わりが著しいIT業界では、年齢を重ねることで「新しいスキルを習得しにくくなる」「体力と気力が衰える」「考え方に柔軟性がなくなる」などの諸要因によって、ITエンジニアの現役のピークは35歳とも、一部ではいわれています。



しかし、40代〜60代のITエンジニア向けの案件紹介サービス(エージェント)が、近年増えていることをご存じでしょうか。その理由は、ミドル・シニア層に採用ターゲットを絞っている企業が増えていることにあります。



40代〜60代のベテランといわれるITエンジニアは、「言語対応力が高い」「高い専門性と豊富な実績がある」「真面目で納期を守る」「業界や技術動向に詳しい」「仕事の品質が高い」といった利点や魅力を有していますが、最近はその利点や魅力を自社の業務に活かしたいと考えている企業が増えていて、なかには40代〜60代に採用枠を限定した企業も数多く存在します。





また最近は、「ハイクラス転職」というキーワードをよく見聞きするようになりましたが、IT業界における「ハイクラス転職」とは、高度な技術スキルと実績をもつITエンジニアと、優れたITエンジニアを欲する企業との“マッチング”を意味します。



もしあなたが、よりよい待遇で働ける企業(転職先)を具体的に探したいと考えている40代〜60代のITエンジニアであれば、ミドル・シニア層を対象にしたエージェントや、ハイクラス転職サービスにエントリーしてみるのも有効な方法です。最初は「エントリーだけ」という軽い気持ちであっても、複数紹介してもらった案件のなかから、高待遇で採用してくれる企業とめぐりあうことができるかもしれません。



スキルや経験を武器に、フリーランスとして独立する


長年にわたって培った言語・技術、開発フェーズなどのエンジニアとしての経験・実績を活かして、フリーランスのフロントエンドやサーバーサイド、アプリ開発、アナリスト、ITコンサタンルトとして活躍している人もたくさんいます。



フリーランスのITエンジニアの働き方は以下のように様々ですが、エンジニアの働き方のパターンは「企業での常駐型」と「在宅での業務を行い、成果物を納品する在宅型」の2つに分けられます。



●外部のITエンジニアを活用するIT企業で継続的に働いている
●フリーランス専門エージェントに登録して、企業を紹介してもらっている
●フリーランスプラットフォームに登録し、在宅(リモート)で週3〜5日稼働している
●ハイクラスなフリーランスマッチングに登録し、大手企業やスタートアップに派遣されている
●人材総合サービス企業の日総グループに登録し、大手IT企業に派遣されている



また、フリーランスのITエンジニアが請け負う案件も、「プロジェクトに参加」「在宅型」の2つに大別されますが、「プロジェクトに参加」の実例に、以下のようなAさんのようなケースもあります。





「自分は将来◯◯になりたい」と言葉にして、思いを叶えよう!


ITエンジニアの「キャリアパス」は百人いれば百通りあるといわれるほど、その道筋や選択は様々ですが、まわり道をすることなく、理想の未来像を実現する最大のコツは、「なりたい自分を明確にすること」に尽きます。



そこから10年後を目標に定め、「なりたい自分に至るまでにどのような技術・知識を得るか」「10年後にはどれくらいの収入を得たいか、」「10年後にはどのポジションに就きたいか」をコミットします。この目標は1年ごとに見直しながら、自分のスキルや実績を可視化していきましょう。





最後に——。
なりたい自分を実現するためには、家族、友人、パートナーなどの近しい人に「自分は将来◯◯になりたいと考えている」と、あえて言葉にして思いを伝えてみましょう。言葉にすることに恥ずかしさやためらいを感じる人も多いと思いますが、口から発した言葉には神秘的な霊力があり、これを言霊(ことだま)といいます。



「自分にはできる」というポジティブな言葉を発していると、その言葉が自分でも気づかない潜在している力を最大限に引き出す効果があることを素直に信じ、「自分は将来◯◯になりたい」という思いを言葉にすることで、自らの能力と行動力を高め、その願いや思いを現実のものにしていきましょう!



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